
お金を貯めたい!お金のため方が分からない!
っといったことをよく聞きます。お金を貯めたいのは分かるのですが、貯め始めると同時にやらなければならない2つの事があります。それは支出を見直すことと、先取り貯蓄をするということです。支出を見直すといっても、時間をかけてすごい細かい分析をして把握するといったことではなく、おおまかに現状を把握します。
貯めたい理由は人によって違いますし、貯めたい額も違うと思います。しかし、貯めるといった行動をするにあたってはやることは同じなので参考にしてください。
レシートの分類ごとにざっくりと支出を把握する
まずは、自分自身の家計が
収入-支出=プラス
になっているかを確認します。これが赤字だったら大問題ですぐに対応しなければなりません。(基本的に、今回は赤字になってないという前提で書いていきます!)お金を貯めれる人というのは、自分が何にお金を使っているのかという事をよく分かっています。品目ごとに予算化しているということです。お金を貯めるというと、収入に目がいってしまいますが、極端な話、支出の品目ごとに予算化して、その予算の範囲内で誠克できればお金は貯めていくことができます。予算を決めるには支出の分析をする必要がありますので簡単なやり方をご紹介します。
まず、有効なツールというものはレシートです。封筒や箱等に品目(住居費・交際費・食費・通信費・交際費等)ごとに分けていき該当する品目にレシートを入れていきます。ポイントは、あまり細かく分け過ぎず大雑把に仕分けをすることです。
2~3カ月も続けると、自分のお金の使い方のクセが分かってきます。今月は食費が多かった、交際費が多かったという具合にどんな出費がそれまでと比較して多かったのか、少なかったのかが見えてきます。無駄遣いしていそうな部分、節約できそうな部分にメスを入れて改善していく必要があります。
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お金を貯めたいなら、貯蓄の基本は先取りする
お金を貯めるために大切なこと。それは、先取り貯蓄を心掛けることです。先取り貯蓄というのは支出した後に余ったお金を貯蓄に回すのではなく、お給料が入ったら、先に将来のための貯蓄分を取り分けてしまい、余ったお金で生活するということです。こうすると、残ったお金でやりくりしなければならないので確実に積み上がっていきます。
ここで、よく起こる現象なんですが、お給料日にお金を引き出して、別の口座に入れてと手作業でしていたら続けるのが面倒になりやめてしまいます。そこで、利用したいのが財形貯蓄です。勤務先によってはこの制度を導入しており毎月のお給料が入ったら積み立て分を天引きしてもらえます。
財形貯蓄には、一般財形貯蓄・財形年金貯蓄・財形住宅貯蓄の3つがあります。
資金の使い道が自由なのが、一般財形貯蓄。3年以上積み立てるのが条件ですが、積立開始から1年経てば引き出すことができます。しかし、引き出すためには会社の窓口や上司の印鑑などが必要で銀行の普通預金のように簡単に引き落とすことはできなくなります。
財形貯蓄の種類
種類 | 一般財形 | 財形住宅 | 財形年金 |
使う目的 | 自由 | 住宅購入・リフォームの資金 | 老後の生活費 |
積立額 | 原則1,000円以上、1,000円単位 | 原則1000円以上、1000円単位 | 原則1000円以上、1000円単位 |
積立期間 | 3年以上 | 5年以上 | 5年以上 |
税金の扱い | 一般的な金融商品と同じで利息に20%課税される | ①銀行などが扱う「預貯金型」は元利合計550万円まで非課税 ②生命保険会社等が扱う「保険型」は払込保険料総額550まで非課税 | ①銀行などが扱う「預貯金型」は元利合計550万円まで非課税 ②生命保険会社等が扱う「保険型」は払込保険料総額385まで非課税 |
では、会社側に財形貯蓄の制度が無い場合はどうしたらいいか。その場合は、銀行の積立定期預金等を利用しましょう。こちらも、一度手続きをしてしまえば、毎月給料日に指定した額を口座から自動的に引き出して積み立てしてくれます。
お金のため方で一番長続きするのは、半強制的に貯蓄分を引き出してもらい残りの分で生活をするといったことをシステム化(自動化)することです。
まとめ
お金を貯めるのは大変だと思います。特に今まで意識していなかった人が急に始めると続かないことが多いです。どうしても支出管理ができないのでしたら、先取り貯蓄だけでもスタートすることをおすすめします。もちろん最初は1万円から、慣れて来たら3万円といったように少しずつ貯蓄する金額を多くしていきましょう。
先取り貯蓄が慣れて来たら、支出のチェックをして自分自身が何にお金を使っているかを把握し少しずつ無駄遣いを減らしていきましょう。